2021年12月12日アドベント3週目の礼拝メッセージ

聖書箇所:ルカの福音書2章1~7節

主題聖句:宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。(ルカの福音書2章7節)

本日の説教要旨:赤ちゃんが誕生することは喜ばしいことです。イエスさまも両親に守られてこの世に誕生されました。しかしすべての人がイエスさまの誕生を喜んだわけではありませんでした。

1.神の子であるイエスさまの誕生

 神の子であるイエスさまの誕生に関心を抱いた人は数人でした。宿屋にいる人々は生まれて来たイエスさまの存在を小さなものと見ていました。宿屋にはイエスさまの居場所がなかったのです。飼い葉桶に寝かせられたイエスさまは救い主であり、神の子です。王なるイエスさまの誕生は貧しく、冷たく、質素なものでした。

2.神の子イエスさまを迎え入れる

 イエスさまはそのような状態でもこの世に生まれて来てくださいました。イエスさまの誕生こそ、イエスさまの働きを現します。イエスさまは貧しい人々のために、冷え切った心の中に、暗く閉ざされた心の中に光を与えるために来られたお方です。神であることにこだわらないで、身分を捨ててこの地に来られました。クリスマスはただイエスさまの誕生を喜び祝う日ではありません。宿屋にいた人々のようにイエスさまの居場所を奪っていないかどうか点検する時です。たとえイエスさまを締め出していたとしても、イエスさまはいなくなるわけではありません。私たちが心を開いて、イエスさまを迎え入れるならば、イエスさまは喜んで私たちの内に入って来てくださいます。