2025年1月19日の礼拝メッセージ

聖書箇所 ローマ人への手紙 第6章1~11節

主題聖句:

私たちがキリストとともに死んだのなら、キリストとともに生きることにもなる、と私たちは信じています。

      ローマ人への手紙 第6章8節

本日の説教要旨:

「キリストとともに罪に死に、

   新しいいのちに生きる」

①キリストの死にあずかるバプテスマ

 「あずかる」とは、一つになる、一体となる、という意味です。バプテスマによって、罪の私は主イエスの死と結び合わされ、死んで葬られました。ここでの「罪(単数)」とは、人が生まれながらにして持っている罪の性質、「古い人」のことです。アダム以来、人間は神のことばに従わず、神に頼って生きることを選ばず、己が神の座に着いています。それがどんなに神の心を悲しませているかを知るときに、私たちの心に真の悔い改めが起こります。主イエスの十字架は、犯した罪の身代わりだけでなく、その罪の性質を持つ私もともにつけられて死んでいる十字架なのです。しかし、バプテスマの意味は死で終わるだけではありません。

②キリストのいのちにあずかるバプテスマ

 キリストが死者の中からよみがえられたように、私もキリストと一つとなり、新しいいのちに生きるためによみがえらされました。キリスト者は、全く新しいキリストの復活のいのちで生かされています。罪に悩むときは、その罪を認め、告白し、主イエスの十字架に古い自分を明け渡すことです(6節、Ⅰヨハネ1:9)。そして内住のキリストに拠り頼んで歩み続けることで、霊のいのちは成長していくのです。

 バプテスマは一回限りのことですが、罪の私はキリストとともに十字架で死に、よみがえられたキリストとともに生きるという信仰告白は、日々の告白・体験でなければなりません。2025年、この信仰に立って、さらに成熟を目指して進んで行きましょう。