2025年2月16日の礼拝メッセージ

聖書箇所 マタイの福音書 第15章12~20節

主題聖句:

口から出るものは心から出て来ます。それが人を汚すのです。

悪い考え、殺人、姦淫、淫らな行い、盗み、偽証、ののしりは、

心から出て来るからです。

      マタイの福音書 第15章18~19節

本日の説教要旨:

「心を癒やす主イエス②」

①偽証(第九戒)…

 真っ赤な「偽証」ではなくても、自分をよく見せるため、保身や弁解のためのピンク色の「偽証」がないでしょうか。教会は本来、他人との比較やつまらないプライドを捨て、自分らしく生きるところです。「偽りを捨て…真実を語りなさい」(エペソ4:25)。

②ののしり…

 並行箇所には「ねたみ、ののしり、高慢」(マルコ7:22)とあります。「ねたみ」と「高慢」が心の中にあるから「ののしり」が出てくるということでしょう。「ねたみ(直訳「邪悪な目」)」と「高慢」は正反対のように見えますが、実はその根っこは同じです。多くの場合、高慢は劣等感の裏返しです。「わたしの目には、あなたは高価で尊い」(イザヤ書43:4)、神は私たち一人ひとりをかけがえのない最高傑作として愛し喜んでおられます。この神の愛によって劣等感を埋めていただくことこそ、最高の対処法です。しかしそのためにはまず自分の弱さを正直に認めることです。「あなたの名は何というのか」と神に問われたヤコブは、「ヤコブ(押し退ける者、の意)です。名前のとおり神と人を押し退け、自我を突っ張って生きてきた者です」と正直に認めたところ、豊かな祝福が注がれました(創世記 第32章)。

 「心が罪に満ちていること以上に、もっと始末におえない事実があります。それは、心のかたくなさです」(ハレスビー)。最も認めにくく、最も従いにくいこと、それがあなたの核心部分です。それを見つめ、正直に認め、神の前に砕かれる必要があるのではないでしょうか。

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※礼拝後、2025年度教会総会が行われました。