2025年2月23日の礼拝メッセージ

聖書箇所 マタイの福音書 第15章21~28節

主題聖句:

「女の方、あなたの信仰は立派です。あなたが願うとおりになるように」。彼女の娘は、すぐに癒やされた。

      マタイの福音書 第15章28節

本日の説教要旨:

「食卓の下の小犬でも」

①すぐにイエスのことを聞き(マルコ7:25)

 悪霊につかれた娘の母親が「すぐにイエスのことを聞き、やって来てその足もとにひれ伏した」。何としても娘を癒やしてほしいという真剣・切実な信仰で、長血の女性もそうでした(9:20~22)。「今日」という日も「今」という時も(ヘブル4:7、Ⅱコリント6:2)、神から与えられた絶好の機会です。見逃してはなりません。

②ひれ伏し…願い続けた(25~27節)

 母親は主イエスに相手にされなくても執拗に願い続けるので、弟子たちが「あの女を去らせてください」と困り果てるほどでした。主イエスが「子どもたち(ユダヤ人)のパンを取り上げて、小犬(異邦人)に投げてやるのは良くないことです」と言われても、主イエスの柔和な様子や「小犬」という表現から、拒絶のことばとは考えず、「小犬でも主人の食卓から落ちるパン屑はいただきます」と迫ると、「あなたが願うとおりになるように」とのお答えを得ました。パリサイ人や律法学者との論争では負け知らずの主イエスが、ここでは何か喜んで負けておられるようです。いくら祈っても答えがないのは、神が私たちの「信仰を見て」(9:2)、試しておられるのかもしれません(マタイ7:7)。

③家に帰ると(マルコ7:30)

 「家に帰りなさい。悪霊はあなたの娘から出て行きました」との主イエスのことばを信じて「家に帰ると、その子は床の上に伏していたが、悪霊はすでに出ていた」。今はまだ実現していなくても、神の約束のことばは必ず実現します。疑わずに信じましょう(ヘブル11:1)。