2025年3月9日の礼拝メッセージ
主題聖句:
神は われらの避け所 また力。苦しむとき そこにある強き助け。
神はそのただ中におられ その都は揺るがない。
詩篇 第46篇1、5節
本日の説教要旨:
「神はそのただ中におられ」
詩人は「地が変わり 山々が揺れ 海のただ中に移る…その水が立ち騒ぎ 泡立っても その水かさが増し 山々が揺れ動いても」という激しい試練を体験しました(ヒゼキヤ王時代、アッシリア軍に包囲されて滅亡寸前の南王国が、神によって奇跡的に救われた一件か。Ⅱ列王記 第18~19章)。その中で詩人が確信したことは、「神は われらの避け所 また力。苦しむとき そこにある強き助け…神はそのただ中におられ その都は揺るがない…万軍の主はわれらとともにおられる」ということでした。
主イエスを信じて神との関係が回復されると、この神がともに歩み、人生の味方となってくださいます。 それでも試練や困難に直面することがありますが、神は手を伸ばせばすぐに届くほどの「そこにある強き助け(口語訳「いと近き助け」)」です。「神はそのただ中におられ」るので、「その都は揺るがない」。私たちの教会・家庭・人生の真ん中に神の臨在があるという事実を信じ抜くとき、「われらは恐れない」、恐れる必要などありません。人間の手に負えないことは多々ありますが、神の手に負えないことなど一つもありません。どんなときにも「やめよ(口語訳「静まって」、新共同訳「力を捨てよ」)」、人間的な知恵や小細工を捨てて自分自身の無力さを正直に認め、「わたしこそ神」と言われる大能の神に重心を置いて信頼しましょう。そうするなら「主は 地の果てまでも戦いをやめさせる。弓をへし折り 槍を断ち切り 戦車を火で焼かれる」という人知を超えた勝利がもたらされることでしょう。