2025年3月16日の礼拝メッセージ
主題聖句:
聖霊によって禁じられた…
イエスの御霊がそれを許されなかった…
その夜、パウロは幻を見た…確信した
使徒の働き 第16章6~10節
本日の説教要旨:
「聖霊による方向転換」
パウロ一行が西進しようとすると「聖霊によって禁じられ」、北進しようとすると「御霊が…許されなかった」。 パウロも自分たちの宣教計画を押し通そうとせず、御霊による方向転換を受け入れながら進んで到着したのが「トロアス」でした。「その夜、パウロは」、「マケドニアに渡って来て、私たちを助けてください」と懇願する「幻を見た」。本来なら宣教を前進させるはずの御霊によって二度も行く手を塞がれたこと、その後マケドニア人の幻を見たことを結び合わせて思い巡らし、「マケドニアに渡って」伝道することこそが神の御心であると「確信した(一緒に結び合わす、の意)」。
私たちは神のご計画の全貌を見通すことができないので(ローマ11:33)、納得できないことも多々あるでしょうが、より広い視野を持ち、すべてを見通しておられる御霊の導きに従うなら、「すべてのことがともに働いて益となる」(ローマ8:28)。塞がれた道の横にはもっとすばらしい祝福の道が備えられていて、やがて感謝に変えられることでしょう。神のご計画は、人の思いをはるかに超えて最善です。
自分自身、「助けてください」と叫びたくなることもあるでしょうが、神は間違いなく聞いておられ、最善の時に最善の方法で答えてくださいます。私たちは、自分が考える以上にすばらしい目的地に向かっているのです。また私たちの周りにも、人知れず助けを求めている人がいます。その心の叫びを敏感に聞き取り、必要に応え得る者でありたいものです。