2025年4月6日の礼拝メッセージ

【 聖書箇所 】

マタイの福音書 第6章25~34節

【 金  言 】

まず神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはすべて、それに加えて与えられます。

      マタイの福音書 第6章33節

【 説教要旨 】

「思い煩いからの解放」

      杉山俊一牧師

1.思い煩いの状態

 主イエスは弟子たちに向かって、思い煩いを捨て、全てを父なる神に委ね、神に信頼して生きなさいと教えられました。思い煩いとは病であって、心がいろいろなものに裂かれて乱れる状態になることです。本来は神に向かって心が一つであるはずなのに、神以外の他のものに向かっている状態です。

2.人が知ること

 ①思い煩わないために人が知ることは、神は創造主であるということです。地上の全てを造られた神は命を与えた生き物のために、その命を保つための食べ物をも備えられました。ですから主は私たちがいのちを保つために必要な食べ物や水、着物を必ず備えてくださるのです。空の鳥を養われる神は鳥以上の存在である人間を必ず養ってくださると信頼すべきなのです。

 ②次に、思い煩っても問題は解決しないということです。人の命は神の手の中にあります。だから心配せずに神を信頼するのです。

3.人が求めるもの

 なによりもまず心を神が王として支配して下さることを求め、イエス・キリストによって与えられる義(神と私との正しい関係)を求めることです。イエスを私の罪から救い主と信じるなら、生まれてから一度も罪を犯したことのない者と認められ(義認)、心の内側に住んでくださるキリストによって与えられる正しい関係を求め続けるなら、生きてゆくのに必要なものは全て神が備えてくださるのです。明日という日も神の手の中にあるゆえ心配することなく主の手に委ねましょう。

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