2025年7月6日の礼拝メッセージ
使徒の働き 第17章1~9節
【 金 言 】
キリストは苦しみを受け、死者の中からよみがえらなければならなかったのです。私があなたがたに宣
べ伝えている、このイエスこそキリストです。
使徒の働き 第17章3節
【 説教要旨 】
「あなたの王は誰ですか」
杉山俊一牧師
①テサロニケでの伝道
テサロニケでの伝道は、パウロの第2次伝道旅行中のできごとです。ユダヤ人は当時、救い主キリストは権威を持って現れ、栄光をお受けになるお方と思っていました。呪いの十字架にかけられ殺された者がよみがえり、しかもその者を救い主と言いふらすキリスト者は、神を冒涜する輩であるとされました。パウロもよみがえられた主にお会いするまではそのように考えていました。しかし聖書にはキリストは苦難を受ける(死ぬこと)と死からよみがえられることが書かれています。イザヤ書53章には「虐げとさばきによって、彼は取り去られた。彼の時代の者で、だれが思ったことか。彼が私の民の背きのゆえに打たれ、生ける者の地から絶たれたのだと」(8)。また、詩篇2篇では「あなたはわたしの子。わたしが今日 あなたを生んだ」(7)とキリストの死と蘇りが預言されています。このお方がイエス様であり、このお方を信じるなら罪咎が赦されて神の子とされ、神様の前に正しいとされ、救いを得るのです。
②あなたの王は誰ですか
ユダヤ人の会堂に出席していた多数のギリシャ人はパウロの語るキリストを信じて救われました。ユダヤ人たちは「彼らはみな、『イエスという別の王がいる』と言って、カエサルの詔勅に背く行いをしています」と役人に訴えました。当時の王であり、神と言われたのはローマ皇帝です。このカイザルに背くことは当時の人々にとって死活問題でした。日本も80年前は、天皇が神であり、人々の王的存在でしたが、現代の私たちの王は誰でしょうか。政治家でも権力者でもなく、すべての人の王の王はイエス・キリストです。いつもこのお方に目を向けて、キリストを王として歩みましょう。
※今回はYouTube動画が不具合により録音されていませんでした。申し訳ありません。