2021年3月28日の礼拝メッセージ
聖書箇所 マタイの福音書27章45~56節
主題聖句:わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか。(マタイの福音書27章56節)
本日の説教要旨:十字架にかかられたイエス様は暗闇を光に変えられたお方です。
1.見捨てられた神の子
十字架は神様に呪われたことを意味します。長時間、痛みと苦しみと恥と怒りを味わう十字架刑。イエス様時代の人々は十字架と聞いただけでその恐ろしさを理解できました。イエス様は激しい痛みが襲う中、周りにいる人々から言葉の暴力を受けていました。馬鹿にされ、笑われている中イエス様は神様に叫びます。「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」と。父なる神さまと親しい交わりを持っておられたイエス様。しかし、すべての人の罪を背負って十字架にかかられたイエス様は神様に見捨てられることになりました。それは罪を徹底的に打ち砕くために神様の御怒りをすべて引き受けてくださったのです(エペソ2:1-5)。
2.救いを完成した神の子
罪を犯したことのないイエス様の血によってすべての人の罪は洗いきよめられました。今、イエス様を信じる時、罪を赦され神様の御前に進み出ることができるようになりました。十字架は呪いや痛み、苦しみ、恥、死の象徴でした。しかしイエス様によって十字架は救い、いのち、生きる希望へと変えられていったのです。暗闇の中を歩く人々に希望の光を与えられた主はすべての人を愛しておられます。主イエスを信じ受け入れる時、大きな神様の愛に包まれて希望を抱き続けながら歩んでいけます。