2021年9月26日の礼拝メッセージ

聖書箇所:ルカの福音書7章36~50節

主題聖句:この人は多くの罪を赦されています。彼女は多く愛したのですから。(ルカの福音書7章47節)

本日の説教要旨:私たちは日頃、イエスさまによって罪赦されて救われたことをどれほど感謝しているでしょうか。私たちの罪は自分ではどうすることもできないものでした。その罪を赦されたある一人の女性がイエスさまに愛のわざを行いました。

1.パリサイ人シモンと罪深い女性

 パリサイ人シモンはイエスさまを食事に誘いました。パリサイ人とは区別する人という意味です。彼らの生活は罪から離れ、ただ神の国に入ることを意識して過ごしていました。この食事会の中で罪深いと呼ばれていた一人の女性が入ってきました。彼女が罪深いことは町中に知れ渡っていたのでしょう。シモンもこの女性が罪深いことを知っていました。イエスさまはここで大切なお話をされます。

2.罪を赦された事実

 ある金貸しからお金を借りていた二人はお金を返せなくなり、金貸しが二人の借金を帳消しにされたというお話です。大切なのは借りていたお金の大小ではありません。二人とも自分では返せなかったという所と、その借金をなかったものにしてくださったという所です。罪の自覚を深く感じていた女性は以前イエスさまを知ることによって罪の赦しを体験したのでしょう。彼女の大胆な行動は罪を赦されていることの喜びと感謝を表しているものです。パリサイ人シモンにも自分では返すことのできない借金、罪を抱えていることを知る必要がありました。イエスさまの罪の赦しは信じる者に与えられます。