2021年10月31日宗教改革記念礼拝のメッセージ
聖書箇所:ルカの福音書19章1~10節
主題聖句:人の子は、失われた者を捜して救うために来たのです。(ルカの福音書19章10節)
本日の説教要旨:救いとはイエスさまの恵みです。イエスさまと出会い、新しくされた人は主のために生きていく人に変えられます。
1.人々から見たザアカイ
人々はザアカイを「罪人」と見ていました。不正な取り立てをしていたからです。ザアカイは道を通るイエスさまを見ようとしていました。イエスさまに興味があったのです。きっとザアカイは今の生き方ではいけないと思わされていたのでしょう。イエスさまの弟子の中に自分と同じ取税人だったマタイがいたことも彼は知っていたのかもしれません。彼はイエスさまを求めていました。
2.イエスさまから見たザアカイ
イエスさまはザアカイに親しく声をかけられます。イエスさまから見たザアカイは「アブラハムの子」であり、「失われた者」でした。人々に毛嫌いされ、のけ者にされ、罪人呼ばわりされていたザアカイは深い孤独を抱えていたことでしょう。ザアカイはイエスさまに名前を呼ばれた時、嬉しくて急いで木から降り、喜んでイエスさまを家に招き入れました。それは罪人と呼ばれていたとしてもイエスさまは人々と同じ反応をするのではなく、温かくザアカイを受け入れたからです。ザアカイは自分の不正な取り立てを主の前に告白し、新しい生き方をすることを言いました。救いとは何か良いことをするから手に入るものではなく神さまの恵みです。そして救いは人を通して広がっていきます。