2021年10月24日の礼拝メッセージ

聖書箇所:マタイの福音書19章16~26節

主題聖句:それは人にはできないことですが、神にはどんなことでもできます。(マタイの福音書19章26節)

本日の説教要旨:今日の箇所はマルコ10:17-22、ルカ18:18-23にも出てくるお話です。自分のために生きる生き方ではなく、神様のために生きる生き方を教えていただきましょう。

1.固定観念を砕かれる

 私たちは「こうあるべきだ」という固定観念をそれぞれ持っています。この青年も「良いこと」をすることによって永遠のいのちを得られると思っていました。ですから、イエスさまにどんな良いことをしたらいいのかと尋ねたのです。イエスさまは彼に十戒を守るように言われました。特にマタイでは「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい」と言われています。本当に律法を守ることによっていのちを得られると思っているなら、本当に律法を守ればよいと言われたのです。イエスさまは彼に財産を売って貧しい人たちに与えなさいと言われましたが、青年は悲しみながら立ち去っていきました。

2.砕かれたところから主のわざが始まる

 彼はイエスさまに自分の欠けを聞きました。その欠けている所が指摘された時、彼は「自分にはそんなことできない」と思ったのです。「良いこと」はしたいけれども、イエスさまの言われたことはできないと。イエスさまは弟子たちに言います。「それは人にはできないことですが、神にはどんなことでもできます」と。主は人の思いを砕き、無力さを体験させ、全能なる神様に頼ることを教えます。主は私たちにできないことができるのです。