2022年6月5日 ペンテコステ(聖霊降臨祭)礼拝の礼拝メッセージ
聖書箇所:ヨハネの福音書16章4b~15節
主題聖句:その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導いてくださいます。(ヨハネの福音書16章13節)
本日の説教要旨:「真理の御霊が来ると…すべての真理に導いてくださいます」。真理の中でも特に重要なのが、救いに関する真理です。御霊は、これまで犯してきた数限りない「罪」を示しますが、その中でも最大の罪は、神に造られ愛され生かされていながら、神を無視して自分勝手に生きていること、その罪を赦すために遣わされた「わたし(イエス)を信じない」ことです。御霊は、これこそ最大の罪であり、不幸の根源であることに目を開きます。と同時に御霊は、イエスこそ「義」そのものであり、イエスの十字架と復活を信じることによって罪赦され、「義」とされることについても目を開きます。さらに御霊は、十字架と復活によって「この世を支配する者(サタン)がさばかれた」こと、人は皆、世の終わりに神の「さばき」を受けること、罪が未解決であれば永遠の滅びであることについても目を開きます。
御霊は、約2000年前のイエスの十字架と復活の出来事が、今ここにいる私の罪を赦すためのものであったことを鮮やかに悟らせ、神の前に罪を悔い改め、イエスを信じる信仰へと導いてくださいます。そのようにして救われた者の内に助け主なる御霊が宿り、試練や苦悩の尽きない人生を共に歩んでくださいます。さらに「すべての真理に導いてくださいます」との約束どおり、御言葉の意味を悟り、そこから慰めや励ましを得ることができるよう助けてくださいます。御霊は私たちに、教会に親しく臨んでおられます。弱い私たちを助けるために。「なお深く主を なお深く主を…知らん」(新聖歌344番)。