2022年6月26日 教団世界宣教デーの礼拝メッセージ
聖書箇所:サムエル記第一20章18~42節
主題聖句:
私とあなたが交わしたことばについては、
主が私とあなたの間の永遠の証人です。
サムエル記第一20章23節
本日の説教要旨:
①耳を傾ける友情
サウル王は、評判がうなぎ上りのダビデを妬み、自分の王位を守るためダビデを殺そうと企みました。ヨナタンはサウルの息子ですが、ダビデと深い友情で結ばれていたので、ダビデの切羽詰まった訴えに真実に耳を傾け、理解しようと努め、その言葉を受け入れ、「あなたの言われることは、何でもあなたのためにします」と決意しました。
②約束を守る友情
ヨナタンはダビデの求めに応じて父サウルの本心を探り、もし父が本気でダビデを殺そうと企んでいるなら、必ず告げ知らせ、逃げられるように取り計らうことを約束しました。そして父が本気であることを知ったヨナタンは、約束どおりダビデに知らせて逃がしました。ダビデも王になったとき、ヨナタンの息子を王宮に迎え入れて優遇することで、ヨナタンとの約束を果たしました。
渡辺和子著『置かれた場所で咲きなさい』がベストセラーになりましたが、私たちは神が置かれた場所を嫌がり、自分で選んだ場所で咲こうとしがちです。サウル王がまさにそうでした。王座にしがみつくあまり、ダビデを殺そうとするほど妬み憎み、最終的に惨めな死を迎えることになります(31:1~7)。しかしサウルの子ヨナタンは違いました。神がダビデを選んで祝福しておられることを確信したヨナタンは、自分の地位やいのちよりも神の御心を優先し、ダビデを愛し、何度もダビデのいのちを救いました(19:1~6、20:1~4)。神が置かれた場所であなたの花を咲かせましょう。