2023年8月27日の礼拝メッセージ

聖書箇所 マタイの福音書 4章18~22節

主題聖句:

わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしてあげよう。

      マタイの福音書 4章19節

本日の説教要旨:「わたしについて来なさい」

 ペテロとアンデレ、ヤコブとヨハネの兄弟は、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしてあげよう」と主イエスに招かれました。彼らは漁師で、専門教育を受けていない「無学な普通の人」(使徒の働き4:13)でしたが、今後は罪の海に溺れ苦しんでいる人間を救い出す「人間をとる漁師」に召されたのです。「彼らはすぐに網を捨てて…すぐに舟と父親を残して主イエスに従った」。彼らにとって「網」や「舟」は、生きていく上で欠かせない生活手段でしたが、それらを思い切って献げて「すぐに…従った」、即刻の服従、無条件の服従、生涯をかけた服従でした。

 「今の時代、そうした『網への信仰』は静かに崩れ始めているように思います。あなたが握りしめている『網』は、あなたの人生を最後までしっかりと支えてくれるでしょうか。イエスさまは、そうしたあなたに『網への信仰』から『主イエスへの信仰』にギアチェンジしなさいと招かれるのです。あなたの信仰のギアはどこに入っていますか」(松本雅弘師)。頼りない「網」にしがみついていないで、自分中心の生き方から神中心の生き方へと方向転換するべきではないでしょうか。私たち一人ひとりも、主イエスに必要として選ばれ召された存在です。今置かれている職場・学校・家庭・教会等で果たすべき使命があるはずです。あなたは神から遣わされた「宣教師」であり、今置かれているところこそあなたの「宣教地」です。あなたの日々の歩みは、「わたしについて来なさい」との招きに真に応えたものとなっているでしょうか。「私の関係する仕事は、すべて神の仕事です」(ブラザー・ローレンス)と認識したものとなっているでしょうか。