2023年9月10日の礼拝メッセージ

聖書箇所 マタイの福音書 4章23~25節

主題聖句:

イエスはガリラヤ全域を巡って会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、民の中のあらゆる病、あらゆるわずらいを癒やされた。

      マタイの福音書 4章23節

本日の説教要旨:「教え、伝え、癒す主イエス」

 「ガリラヤ全域を巡って」おられた主イエスは今も私たちを捜し求め、一度や二度拒まれても諦めず、見つかるまで何度でも足を運び、どんな犠牲も惜しまないお方で、そんな主イエスに見つけ出されて今あることを感謝しましょう。

「会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、民の中のあらゆる病、あらゆるわずらいを癒やされた」。弟子たちもこの三重の使命のために遣わされました(9:35~10:1)。現代の教会の使命の三本柱でもあります。第一に、神とそのみことばを「教え」られました(マルコ1:21~22)。「世界中の信仰決心者の71%は4歳から14歳までだ」という統計があります(4/14の窓)。異端やカルトが身近に迫っている現代、教会学校の働きは非常に重要です。第二に、「御国の福音を宣べ伝え」られました。福音を宣言し、決断を迫られました(17節)。「あなたがたのうちにある希望について説明を求める人には、だれにでも、いつでも弁明できる用意をしていなさい」(Ⅰペテロ3:15)。第三に、「民の中のあらゆる病、あらゆるわずらいを癒やされた」。主イエスは私たちの魂だけでなく、からだと心にも関心を持っておられます。主の恵みによって病気が癒されることも確かに感謝なことですが、病気をすべき私たちが健康で生活できるということ自体、実は主の癒しの御業が時々刻々働いて癒され続けているからなのです(出エジプト記15:26)。子どもの貧困が叫ばれ、虐待事件が各地で頻発している今、当教会がこの地域で果たすべき使命があるはずです。「会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え」るのはもちろんですが、地域の人々の必要に応え、行動を起こす教会でありたいものです。