2024年6月9日の礼拝メッセージ

聖書箇所 コリント人への手紙第二 第3章4~18節

主題聖句:

私たちはみな、覆いを取り除かれた顔に、鏡のように主の栄光を映しつつ、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられていきます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。

      コリント人への手紙第二 第3章18節

本日の説教要旨:

「福音の恵みに生きる」

①古い契約の中に生きる人

 モ-セを通して神とイスラエルの間に結ばれたシナイ契約。しかしイスラエルの民は守り行えなかった。律法の役割は、(1)罪を教える …「律法によらなければ、私は罪を知ることはなかった」(ロ-マ7:7)、(2)キリストのもとに導く… 「律法は私たちをキリストに導く養育係となりました」(ガラテヤ3:24)。気をつけないと私たち信仰者も、神に認めてもらうために律法の要求を自分で満たそうと頑張る古い契約に戻ってしまうことがある。

②新しい契約に生かされている人

 「人が主に立ち返るなら、いつでもその覆いは除かれます」。キリストを信じる者を神は義と認めてくださった。神が求める律法の要求を完全に満たすこと ができるのは主イエスのみ。その主イエスの義の衣が私に着せられた。それは、神が求める律法の要求をすべて満たす者として神が受け入れてくださったということ。この福音の恵みにしっかり立つなら、私たちは恐れなく神に近づくことができる。その人は「顔の覆いを取り除かれ」、深く神と交わり、「栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられていきます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです」。モ-セを通して結ばれた古い契約と主イエスによって結ばれた新しい契約。私は今、どちらの中に生かされているか?福音の恵みにしっかり立ち、恐れなく神に近づき、主の御姿に似る者へと日々造り変えていただこう。