2021年1月10日

人は心に自分の道を思い巡らす。
しかし、主が人の歩みを確かにされる。
          箴言16章9節

 神さまの計画は確かにあります。私たちの人生の中心で歩みを確かにされている主を見ましょう。
1.ヨセフの家族
 ヤコブには12人の息子がいました。ヤコブは特に下から二番目の息子がヨセフを愛していました。ヨセフはヤコブが一番愛した妻ラケルから誕生した初めての子どもだったからです。ヤコブはどの子どもよりもヨセフを愛し、特別扱いしました。ヨセフは兄たちの悪い噂を父親に告げ口していました。兄たちからはとても嫌われていたヨセフです。ヨセフが育った家庭環境は決して良いものではありませんでした。父親からの偏愛があり、兄たちからの嫉妬がありました。
2.ヨセフの夢
 ヨセフは夢を見ます。その夢を兄たちや父親にも話しましたが、その内容は受け入れがたいものでした。兄たちはますますヨセフを憎みましたが、父親は心にとめておきました。
神さまは夢を通してご自身の計画を表すお方です。ヨセフが見た夢も後になって実現されます。しかしその道筋はまっすぐではありませんでした。嫉妬や憎しみがヨセフを取り巻いていましたから、不幸のどん底に陥れられることになるのです。けれども、神さまの計画はそれで消えることはありません。最悪な状況の中でも主はともにおられ、主がご自分の計画に導くのです。神さまの計画は私たちの見えないところで確かに動いています。