2021年1月24日(日)メッセージ

神の霊がやどっているこのような人が、ほかに見つかるだろうか。
          創世記41章38節

 ヨセフは「神の霊が宿る人」と言われました。これは神さまがヨセフと共にいて、ヨセフが神さまと共にいたからです。「聖霊に導かれる生涯」とは神さまに導かれる生涯です。私たちの生涯も神さまによって導かれていることを覚えましょう。
1.神さまは語る
 エジプトの王ファラオは夢を見ました。その夢の解き明かしをしたのがヨセフでした。これからエジプトに起る大豊作と大飢饉を夢の中から解き明かし、ヨセフは全エジプトを治める人物に抜擢されたのです。奴隷として売られ、無実の罪を着せられて監獄に入れられていたヨセフが一気にファラオに次ぐ地位に就いたのです。ヨセフは夢の解き明かしをした時、自分がするのではなく、神さまが解き明かしをするのだと言いました。ヨセフは神さまの語りかけを聞き、それを伝えていたのです。
2.神さまは導く
 思いがけない地位や権威を授けられたヨセフです。これは彼がコントロールしたわけではありません。神さまがヨセフを導いて、飢饉から人々を救う者としました。ヨセフ自身も自分がエジプトに来たのは、神さまがこのことのために自分を遣わしたのだと確信しています。彼は奴隷として売られた自分人生は惨めだと思っていなかったのです。むしろ、神さまが意味を持って自分をここに導いたのだと信じていました。私たちは今までの人生を、神さまの導きだと信じて受け入れて来たでしょうか?