2021年1月31日(日)

ですから、私をここに遣わしたのは、あなたがたではなく、神なのです。
    創世記45章8節

 神さまの導きはいつでも最善です。神さまのすばらしいタイミングですべてのことは動きます。
1.兄たちとの再会
 兄たちが住むカナンの地でも飢饉は起こりました。エジプトには7年間蓄えていた食糧がありました。父親はエジプトに行って、食糧を買ってくるように指示します。これがきっかけとなり、兄とヨセフはエジプトで再会します。けれども、兄たちはヨセフだとは気づかず、ヨセフの前でひれ伏します。ヨセフは兄たちだと気づきましたが、彼らの思いを知るために様々な試練を与えました。その中で、彼らが父を思い、もう一人の弟を思い、自分たちの過去の罪を忘れずに悔いている姿を目の当たりにして、感極まってしまいました。ヨセフは自分のことを兄たちに打ち明けたのです。
2.益となる過去
 ヨセフは兄たちにこう言います。「私をここに遣わしたのは、あなたがたではなく、神なのです」と。兄たちに奴隷として売られたヨセフですが、ヨセフは神さまがここに自分を導いたのだと信じていました。大飢饉のために備えるために神さまはヨセフを用いられました。過去にどんなことがあったとしても、神さまを信頼し、神さまに委ねて生きていくならば、すべてのことは神さまの栄光のために使われていきます。無駄なことは何もなく、小さなことも拾い上げて、天と点を結ぶ線のようにつないでくださいます。神さまの導きはいつでも最善です。