2022年2月27日の礼拝メッセージ

聖書箇所:ルカの福音書17章11~19節

主題聖句:そのうちの一人は、自分が癒されたことが分かると…イエスの足もとにひれ伏して感謝した。(ルカの福音書17章15、16節)

本日の説教要旨:イエス様はエルサレムに向かう途中、ガリラヤとサマリアの境を通られました。そしてある村に入られたのです。そこでツァラアト(重い病気)を患っている十人の人たちに出迎えられました。

1.遠く離れて癒しを待ち望む人たち

 この十人はイエス様から遠く離れて立ち、声を張り上げて「イエス様、…私たちをあわれんでください」と言ったのです。律法の規定によりツァラアトにかかっている人は人と一定の距離を置かなければなりませんでした(レビ13,14章参照)。彼らはイエス様に近づきたくても近づくことが許されておらず、遠くに立って悲痛に癒しを叫ぶのです。そんな彼らをイエス様はあわれんでくださり「行って、自分のからだを祭司に見せなさい」と言われました。祭司が癒されたかどうか判断するからです。

2.足もとにひれ伏して救いを得た人

 この十人はイエス様の言葉を信じることができ、祭司のもとに向かいました。その道の途中で彼らは皆きよめられました。十人の中の一人は癒されたことが分かるとイエス様のもとに戻って来て、主を礼拝したのです。しかも戻って来た人はサマリア人でした。癒しと救いは違います。癒されることを信じる信仰があっても魂の救いにはなりません。本当の救いとはイエス様のうちにある神の御力を知り、信じ、イエス様を主として礼拝することです。