2022年4月24日の礼拝メッセージ

聖書箇所:ルカの福音書24章13~32節

主題聖句:すると彼らの目が開かれ、イエスだと分かったが、その姿は見えなくなった。(ルカの福音書24章31節)

本日の説教要旨:①キリストは一緒に歩まれるエマオ途上の弟子たちが「これらの出来事すべてについて話し合ってい」ると、「イエスご自身が近づいて来て、彼らとともに歩き始められた」。私たちの人生にも「暗い顔をして立ち止ま」らざるを得ないことが少なくありませんが、そのとき十字架と復活のイエスが「近づいて来て…ともに歩き」、「その話は何のことですか」と親身に相談に乗り、慰め励ましてくださいます。

②キリストは聖書を説き明かされる「行いにもことばにも力のある預言者でした…望みをかけていました」とすっかり過去のこととして語るほど、また空っぽの墓を見ても復活を信じられないほど絶望していた弟子たちに、イエスは旧約聖書全体から復活の事実を説き明かされました。すると「心は内で燃え」、一度は消え失せていた希望の火が再び燃え始めました。御言葉から離れて目先の現象だけに捕われるなら、間違いなく失望落胆します。しかし御言葉に聞き入るなら、「心は内で燃え」ることでしょう

。③キリストは一緒に宿られるエマオ「近くに来たが、イエスはもっと先まで行きそうな様子であった」ので、弟子たちは「『一緒にお泊まりください』と言って強く勧め」、共に食卓を囲むうちに霊の「目が開かれ」、このお方こそ復活のイエスだとわかりました。「暗い顔をして立ち止まった」弟子たちでしたが、イエスによって希望を回復されるや否や、「ただちに立ち上がり、エルサレムに戻った」。うつむく仲間たちに一刻も早く真の希望を伝えるためです。