2022年11月27日アドベントの礼拝メッセージ
聖書箇所 歴代誌第二32章1~22節
主題聖句:彼とともにいる者よりも大いなる方が、私たちとともにいてくださるからである。(歴代誌第二32章7節)
本日の説教要旨:「大いなる方がともに」
南王国はアッシリアに攻め囲まれ、陥落は時間の問題でした。そのときヒゼキヤ王がしたことは
①神への信頼(1~19節)
城壁改修や武器製作等、ヒゼキヤはなすべきことをなした上で、「私たちとともにいてくださる」神に信頼するよう民を励ましました。「ヒゼキヤのことばによって力づけられた」民は、アッシリアの心理作戦に少しも動揺せず、信仰に立ち続けました。
今も悪魔は、「吼えたける獅子のように」激しく襲いかかるかと思えば、「光の御使いに変装し」て油断させ、信仰を骨抜きにしようとしています(Ⅰペテロ5:8、Ⅱコリント11:14)。悪魔の声や人間的な常識に振り回されてはなりません。そうならないためにも、日毎のみことばと祈りの時を大切にして、神とそのみことばに信頼し続けましょう。
②神への祈祷(20~22節)
「アッシリアの大軍を前に今更何をしても無駄だ」と不信仰を決め込んでも少しも不思議でない絶体絶命のピンチの中でしたが、ヒゼキヤは神に祈り、預言者イザヤにも祈りの応援を願いました。すると「主は御使いを遣わして…全滅させた」のです。
自分の力だけを頼り、歯を食いしばって生きるのはもうやめましょう。幼な子が人目も気にせず遠慮なく親に求めるように、私たちも父なる神の前に格好つけずに、「助けて」と叫び求めましょう。
昔も今も神の民の最大の武器は祈りです。目の前の現実だけ見ると失望の連続のような現代だからこそ、私たちはもっともっと神に信頼し期待し、諦めないで祈り続けるべきです。人間の手に負えないことは数多くあっても、神の手に負えないことなど一つもありません。祈りの円陣をしっかり組んで、祈り合い支え合う教会でありましょう。