2023年1月1日 元旦主日礼拝の礼拝メッセージ
教会学校説教 マタイの福音書7章11節より
暗唱聖句:天におられるあなたがたの父は、ご自分に求める者たちに、良いものを与えてくださらないことがあるでしょうか。
主題聖句:
しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、
鷲のように、翼を広げて上ることができる。
走っても力衰えず、歩いても疲れない。
イザヤ書40章31節
本日の説教要旨:「主を待ち望む者は」
当時イスラエルは、大国バビロンの脅威の前に風前の灯のような状態でした。そのような時こそ、出エジプトを始めとする主の恵みの数々を思い起こし、主に信頼すべきところ、「私の道は主に隠れ、私の訴えは私の神に見過ごされている」と嘆いてばかりでした。厳しい現実に目を向け、主がどのようなお方であるかすっかり見失っていたのです。
この世のあらゆるものは絶えず移り変わっていきますが、主は絶対に変わらない「永遠の神」です(ヘブル13:8)。主はみことばをもって「地の果てまで創造した方」であり、神から離れて滅びに向かっている罪人を救い、神の子に造り変えてくださるお方です(コリント第二5:17)。「下には永遠の腕がある」(申命記33:27)、私たちを支え続けても絶対に「疲れることなく、弱ることな」いばかりか、「疲れた者には力を与え、精力のない者には勢いを与えられる」全能の神です。私たち一人ひとりのために「わざわいではなく平安を与える計画…将来と希望を与える」(エレミヤ書29:11)計画をもっておられ、「その英知は測り知れない」全知の神です。
この永遠の神・創造の神・全能の神・全知の神を人生の味方とし、この神から力を得るために必要なことは、「主を待ち望む(忍耐強く待つ、信頼して休む、の意)」ことです。そうすると「新しく力を得(力を入れ替える、の意)」ます。自分の力だけを頼りに生きることをやめ、主の力を頼って生きる生き方に方向転換すること、力を入れ替えることです。人間の力には所詮限界がありますが、神の力には限界がありません。限りある自分の力だけを頼りに頑張ることをやめるなら、そこに無限の神の力、新鮮な信仰の活力が常に注がれ、「鷲のように、翼を広げて上ることができる」ようになるのです。