2023年1月29日の礼拝メッセージ
聖書箇所 ヨハネの福音書14章1~14節
主題聖句:
ヨハネの福音書14章6節
本日の説教要旨:「わたしは道、真理、いのち」
裏切者がいること、イエスが世を去る日が近いこと等を聞いて、恐れと不安を抱いていた弟子たちに、「心を騒がせてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい…わたしが道であり、真理であり、いのちなのです」とイエスは言われました。
人は皆、神に造られ生かされているにもかかわらず、「羊のようにさまよい、それぞれ自分勝手な道に向かって行った」(イザヤ書53:6)。この的外れの罪のため神との交わりが断絶されています。イエスはこの断絶を解消するために来臨されたのです。私たちの罪を赦して神との交わりを回復し、天のすまいに迎え入れるために、イエスは人々に踏みつけられることを覚悟の上で来臨され(ヘブル語の「道」という語は、「踏みつける」という意味の動詞の派生語)、十字架の苦しみを味わい尽くされました。イエスこそ、永遠の「真理…いのち」を得させる「道」、神と人を結び合わせる「道」、信じる者を天のすまいへと導き入れる「道」なのです。「この方以外には…救いはありません」(使徒4:12)。私たちの魂のふるさととも言うべき天のすまいを持っている人には、この究極の希望、永遠の祝福があるので、大きな試練や困難が襲いかかってきても、「心を騒がせ」ないで耐え忍ぶことができるのです。
約2000年前、十字架と復活による救いを成し遂げるために初臨されたキリストは、「また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます」という約束どおり、救いを完成するためにいつか必ず再臨されます(黙示録21:1~4)。イエスを信じる者にとっては、究極の希望・喜びの日です。私たちが帰るべき最も安心できる場所は、「父の家」、愛なる神のふところです。そこに迎え入れられる「最高の日」を目指し、イエスの「道」を信じて歩み続けましょう。