2023年8月6日の礼拝メッセージ
聖書箇所 マタイの福音書 4章1~11節
主題聖句:
「あなたの神である主を礼拝しなさい。主にのみ仕えなさい」と書いてある。
マタイの福音書 4章1~10節
本日の説教要旨:「主にのみ仕えなさい」
①誘惑の内容
第一と第二の誘惑に失敗した悪魔は、その恐るべき本性をむき出しにして、「もしひれ伏して私(悪魔)を拝むなら、これをすべてあなたにあげよう」と挑戦してきました。十字架を避けてこの世の王になるようにとの誘惑です。この世のすべては悪魔のものであるかのように偽りますが、「地とそこに満ちているもの 世界とその中に住んでいるもの それは主のもの」(詩篇24:1)。
②誘惑の撃退
悪魔の企みを見抜いた主イエスは、「『あなたの神である主を礼拝しなさい。主にのみ仕えなさい』と書いてある」と言って誘惑を撃退されました。荒野の旅を終えて約束の地に定住し、「食べて満ち足りるとき(こそ危険だから)、気をつけて、エジプトの地、奴隷の家からあなたを導き出された主を忘れないようにしなさい。あなたの神、主を恐れ、主に仕えなさい」とモーセは民に語りました(申命記6:10~13)。主イエスは「あなたがたは神と富とに仕えることはできません」と言われました(6:24)。「神と富と(その両方)に仕えること」など絶対できないのに、できるように思わせるのが悪魔の策略です。「神」に仕えるか、それとも「富」をはじめとする神以外のものに仕えるか、二つに一つであって、中間などありません。波風立てないよう両方を大事にするなら、やがて神以外のものに飲み込まれてしまいます。どちらか一方を選び取らねばなりません。一時的な金や権力にひれ伏すか、永遠に確かな神との愛の関係の中に生きるか。あなたはどちらを選び、どんな人生を歩もうとしているのかと、神は私たちに問いかけておられます。