2023年10月1日世界聖餐日の礼拝メッセージ
聖書箇所 マタイの福音書8章5~13節
主題聖句:
マタイの福音書8章8節
本日の説教要旨:
「ただ、おことばを下さい」
「中風のために家で寝込んで…ひどく苦しんでい」るしもべのために、「百人隊長がみもとに来て懇願」すると、「イエスは彼に『行って彼を治そう』と言われ」ました。ところが百人隊長は「あなた様を私の屋根の下にお入れする資格は、私にはありません」と固辞し、「ただ、おことばを下さい。そうすれば私のしもべは癒やされます」と言いました。それは、百人隊長の命令であっても兵士が従うのだから、ましてや主イエスのことばがそのとおり実現しないはずがない、と確信していたからです。事実、「行きなさい。あなたの信じたとおりになるように」と言われると、「すると、ちょうどそのとき、そのしもべは癒やされた」。
信仰は、ときに世の常識を否定しなければなりません。と言っても、「非」常識ではなく「超」常識です。目に見える現実や常識を「超えて」信仰を働かせ、神のみことばを信じるのが信仰です。世の常識から判断して、神のみことばを退けてはなりません。神が「光、あれ」と言われると、「すると光があった」(創世記1:3)。神が語られた以上、間違いなくそのとおり実現するのです(イザヤ書55:11)。それが神のみことばの権威です。
異邦人の百人隊長は、主イエスのことばには権威があると確信していました。私たちは聖書66巻を持っていながら、神のみことばだけでは何か不十分に感じて不安を覚えたり、神のみことばを疑ったりしてはいないでしょうか。百人隊長の何が何でもという熱心さ、ひたむきさに対して、私たちはあまりにも常識的で、物わかりよすぎて、お行儀がよすぎるのではないでしょうか。「ただ、おことばを下さい」と願ってみてください。主イエスは必ず全力でお答えくださいます。