2023年12月3日アドベント(待降節)賛美礼拝のメッセージ
聖書箇所 イザヤ書 43章1~4節
主題聖句:わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。イザヤ書 43章4節
本日の説教要旨:
「あなたは高価で尊い」
①あなたを愛している(4節)
牛やろばでさえ飼い主に恩義を感じるのに、イスラエルは神に感謝することも従うこともしませんでした(1:3他)。それでも神はイスラエルをお見捨てにならなかったばかりか、「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」と言われました。何ができてもできなくても、どんな失敗があっても、いかに罪に汚れていても、人は皆、神の「目には…高価で尊い」、かけがえのない傑作品として愛されているのです。
②あなたを贖った(1節)
神が私たちを愛されるのは、神が「あなたを創造した方…あなたを形造った方」だからです(創世記1:27)。この宇宙も人間も偶然にできたのではありません。あなたも神が愛と目的をもって創造された傑作品なのです。そのことが凝縮されているのがクリスマスの出来事でした。神の愛は口先だけの愛ではなく、具体的な行動を伴う愛でした。私たち人間は神から離れ、どれが真の神なのか、何が真理なのかまるでわからなくなっています。そんな私たちに神を教え、神に立ち帰る道、神とともに生きる道を開くために、御子イエス・キリストが遣わされ、全人類の罪を背負って十字架につけられ、救いの道を開いてくださったのです。
③あなたとともにいる(2、5節)
罪赦されて神のもとに立ち帰っても、「水の中を過ぎる…川を渡る…火の中を歩」くような試練の中を通されることがあります。そんなときにも神は「あなたとともにいる」と約束していてくださいます。どんなに信頼する親や伴侶や子、親友であっても、いつもともにいることはできません。しかし、神だけは決して見捨てることなく、「世の終わりまで、いつも…ともに」いてくださるとは(マタイ28:20)、何と心丈夫なことでしょうか。
※
礼拝の中で、金城学院大学ハンドベルクワイアの演奏が、指揮:𠮷田年一氏(同大学客員教授・同学院ハンドベルクワイア音楽監督)で行われました。
また、午後1時から本格的な演奏会が行われ、多くの観客が参加しました。感謝です。