2023年12月10日のメッセージ
聖書箇所 イザヤ書41章8~13節
主題聖句:
恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る
イザヤ書 41章10節
本日の説教要旨:
「恐れるな、ともにいる」
「聖書のどこを開いても聞こえてくる三つのメッセージがある。それは、愛している、ともにいる、恐れるな、の三つだ」(岸本望師)。この箇所はまさにその典型で、いついかなる時にも恐れる必要がない三つの保証・根拠が記されています。
①神の選びのゆえに恐れるな(8~9節)
アブラハムを選ばれた神は、「世界の基が据えられる前から、この方(キリスト)にあって私たちを選」ばれたからこそ(エペソ1:4)、教会に導かれました(ヨハネ15:16)。そして主イエスの十字架と復活を信じる信仰によって罪と滅びから救い出された、「高価で尊い」「宝の民」(43:1、4、申命記7:4)を、神がいい加減に扱われるはずがありません。アブラハムを「選んで、退けなかった」神は、私たちをも最後の一息まで責任を持って導かれます。
②神の臨在のゆえに恐れるな(10ab節)
人生には「水の中を過ぎる…川を渡る…火の中を歩」くというような激しい試練に遭うことがありますが(43:2~3)、その試練の真っ只中でも天地万物の創造者・統治者なる神は、「決してあなたを見放さず、あなたを見捨てない」(ヘブル13:5~6)お方、「世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます」(マタイ28:20)お方です。いざというとき、真に頼り得るのはこの臨在の神のみです。
③神の助けのゆえに恐れるな(10~13節)
神は私たちを「強くし…助け」、「苦しむとき そこにある(手を伸ばせばすぐに届くほどの)強き助け」(詩篇46:1)です。神に拠り頼み祈るとき、不可能が可能となり、不思議と自然に道が開かれていきます。「私を強くしてくださる方によって…どんなことでもできるのです」(ピリピ4:13)。かつて「義の右の手で」紅海の水をせき止められた神は(出エジプト記15:6、12、申命記33:27)、同じ「義の右の手で、あなたを守る」お方なのです。