2023年12月17日アドベント(待降節)の礼拝メッセージ
聖書箇所 マタイの福音書 25章14~27節
主題聖句:
よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。
マタイの福音書 25章21節
本日の説教要旨:
「主人が帰って来たとき」
①タラントの委託
主人がしもべに財産管理を託して長旅に出たように、主は一人ひとりにタラント(賜物)を託しておられます。その分量は千差万別ですが、最少の者でも一タラント=6千デナリ=約6千万円ですから、決して少なくはありません。主の愛のご配慮により「それぞれその能力に応じて」ちょうど良い具合に配分されているのですから、他人と比較しないで自分の賜物を感謝して受入れることです。
②タラントの活用
五タラントと二タラントのしもべは、どちらも商売をして二倍にしました。一方、一タラントのしもべは、同僚が多くのものを預けられたのを見て嫉妬したからか、主人への不満や反感からか、ただ「地面に穴を掘り…隠した」だけで、増えも減りもしませんでした。賜物を忠実に活用するか否かは、主に赦され、主のしもべとされていることをどれだけ感謝して喜んでいるかにかかっていると言えるでしょう。「人と比べられると苦しい。そんな苦しみから抜け出すためには、比べることなく見つめてくださる神様の眼差しの中を生きるしかありません。神様は『恵みはあなたの上に十分だ』と仰っているのです。問題は賜物がないと決めつけているあなた自身です」(大嶋重徳師)。
③タラントの清算
主人が帰宅すると、しもべたちはそれぞれ結果を報告して清算しました。五タラントと二タラントのしもべは「良い忠実なしもべだ」と称賛され、一タラントの僕は「悪い、怠け者のしもべだ」と非難されました。キリスト再臨後、私たちも主の御前に人生の決算報告書を提出することになります。そのとき、成果の大小ではなく、委託された賜物をどれだけ「忠実」に活用したかで評価されます。あなたはどんな姿で主の御前に立ちたいですか。
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▽3日(日)からアドベント(待降節、Advent=到来)に入っています。クリスマスまでのこの期間、
①初臨のキリストを黙想する時
②伝道の時
③再臨のキリストを待望する時
として大切に過ごしましょう。