2024年1月7日の礼拝メッセージ

聖書箇所 マタイの福音書 5章13~16節

主題聖句:

あなたがたは世の光です。

      マタイの福音書 5章14節

本日の説教要旨:

「あなたがたは世の光」

 「以前は闇でしたが、今は、主にあって光となりました」(エペソ5:8)。私たちは以前、造り主なる神に背を向けて自分勝手に歩む霊的暗黒状態にありました。そんな的外れの罪を悔い改め、主イエスの十字架を信じ、神のみことばに従って生きる歩みへと方向転換した者は、「今は、主にあって光となりました」、すでに「世の光」なのです。

 「光」の役割は「闇」を照らすことです。パレスチナの町の多くは山上にあり、夜、家々に明かりがともると、「隠れることができません」。また、せっかくつけた明かりをわざわざ「升の下に置いたりはしません」。明かりは何かを照らすから意味があるのです。同様に私たちも、神を拒絶した暗黒の世に福音の光を照らす使命が与えられています。「わたしは世の光です」(ヨハネ8:12)と言われる主イエスを内に宿し、みことばに従って歩む「良い行い」を通して、主イエスを「人々の前で輝かせ」るのです。それによって「人々が…天におられるあなたがたの父をあがめるようになる」ことを神は願っておられます。私たちの使命は、芸能人のように自分自身がスポットライトを浴びて輝き、人々の注目を集めることではありません。私たちを通して天の父なる神が証しされ、やがて人々もこの神を信じ崇めるようになることです。

 「この国には何でもある。だが、希望だけがない」(村上龍)。どれが真の神なのか、何が真理なのか、どこに慰めや希望があるのか、まるで知らない祖国日本で、私たちは真の希望を見出すことができました。神とそのみことばにこそ真の希望があることを知りました。そんな私たちが現代版隠れキリシタンにように潜伏していて、どうして人々が希望を見出せるでしょうか。私たちが恵み深い神を愛し喜び、希望の福音を喜び生きるなら、「世の光」として自然発光していくはずです。