2024年2月18日の礼拝メッセージ
聖書箇所 マタイの福音書 7章24~27節
主題聖句:
岩の上に自分の家を建てた賢い人にたとえることができます。
マタイの福音書 7章24節
本日の説教要旨:
「あなたの人生の土台は」
①人生の嵐―両者の共通点
岩の上に建てた家と砂の上に建てた家、どちらも暴風雨に襲われました。「世にあっては苦難があります」(ヨハネ16:33)と主イエスが言われたとおり、人生には嵐がつきものだ、ということです。様々な人生の嵐の中でも人類共通最大の嵐は「死」です。程度の差こそあれ、人は皆、死を恐れています。それは、「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」(ヘブル9:27)ことを本能的に知っているからでしょう。
②人生の土台―両者の相違点
土台の大切さを知る「賢い人」は「地面を深く掘り下げ、岩の上に土台を据えて、家を建てた」が、「愚かな人」は「土台なしで地面に家を建て」ました(ルカ6:48)。完成した二軒は表面的には同じように見えましたが、「雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家を襲って」、その違いが明白になりました。岩の上に建てた「家は倒れませんでした」が、砂の上に建てた家は「倒れてしまいました。しかもその倒れ方はひどいものでした」。
より良い人生を送るため、より確実な土台を築こうと多くの人が努力していますが、それらがいかに脆く頼りないものであるかは、昨今の様々な事象からも明らかです。「岩の上に自分の家を建てた賢い人」とは、「わたしのこれらのことばを聞いて、それを行う者」のことです。神に造られた人間は、神に的を合わせて生きるべきところ、神とそのみことばに背いて生きています。人生の土台が間違っていたことを素直に認め、主イエスの十字架を信じること、これこそ真っ先に据えるべき土台です。その上でみことばを行って生きるのです。「神は われらの避け所 また力。苦しむとき そこにある強き助け」(詩篇46:1)となります。
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※礼拝の中で、I姉の洗礼式が行われました。