2024年3月3日の礼拝メッセージ
聖書箇所 マタイの福音書 10章5~15節
主題聖句:
マタイの福音書 10章7節
本日の説教要旨:
「十二使徒の派遣」
①働きの方法(マルコ6:7)
「十二人を呼び、二人ずつ遣わし」たのは、一人よりも二人のほうが確かで説得力があるから、二人だと何かと心強く、助け合えるからです。あなたも教会の誰かにとってなくてはならない助けや支えなのです。
②働きの範囲(5~6節)
今回、同胞ユダヤ人だけを伝道の対象にしたのは、使徒たちが現段階で異邦人伝道をするには準備不足だったからです。
③働きの内容(7節)
主イエスの来臨によって到来している「天の御国」に、悔い改めと信仰によって入るよう「宣べ伝え」ることです。「伝道の本質は、伝えたいと願っているその人への愛です…愛するとは、諦めないことです…大切なことは、信じていることにあなたがまず感動をしていることです。そのためにはあなたが口にした福音そのものを、しっかり味わうことです」(大嶋重徳師)。
④働きの原則(9~10節)
伝道旅行に持って行ってよいものといけないものについて注意を与えられたのは、必要最小限の旅支度だけで、あとは全面的に神に信頼しなさい、ということです。使徒たちは心細かったでしょうが、言われるまま出て行くと、生きて働く神のみわざを体験する毎日でした。もし使徒たちが自分たちの常識や経験に縛られ、自分たちの力で何とかできそうな範囲から出ようとしなかったなら、さすがの全能の神も常識の範囲内に押し込められ、生ける神の力をまざまざと体験する機会を失っていたでしょう。神に全面的に信頼し、未知の世界に向かって一歩踏み出す者に、神はご自身の圧倒的力をお示しになるのです。
「権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって」(ゼカリヤ4:6)。困難な時代だからこそ、当教団の原点に立ち帰り、人間的な「権力…能力」に頼らず、聖霊に拠り頼みましょう。