2024年3月10日の礼拝メッセージ
聖書箇所 マタイの福音書 10章16~23節
主題聖句:
マタイの福音書 10章16節
本日の説教要旨:
「蛇のように賢く、鳩のように素直」
十二使徒を伝道に遣わすのは「狼の中に羊を送り出すよう」なもの「ですから、蛇のように賢く、鳩のように素直」、危険を察知し対処する賢さ、主イエスへの信頼からくる素直さが不可欠です。
①鳩のように素直でありなさい(17~20節)
迫害の危険の中、「人々には用心しな」ければなりませんが、必要以上に「心配しなくてもよいのです」。用心はしても思い煩ってはなりません。神は全知全能で全宇宙を統治しておられることを信じていても、現実は神を人間の常識の範囲内に閉じ込めてはいないでしょうか。「『案ずるより生むが易し』という諺がありますけれども、われわれお互いは、生むことよりも案ずることの方にエネルギーを使っているのです。生んでみたら案外なんでもなかったということを経験いたします。案じることの方に猛烈な精力を使って疲労困憊して、いざ本番という時には、なえ衰えているということはないでしょうか…おおらかな信頼が欠如しているのではないでしょうか」(北森嘉蔵師)。
②蛇のように賢くありなさい(21~23節)
「最後まで耐え忍ぶ」とは、我慢することではなく、信仰に留まる、信仰を持続させることです。自分には無理と怖気づくかもしれませんが、これも「案ずるより生むが易し」、「今、恵みの中に生きていればよいのです」(蔦田二雄師)。普段から神の恵みに応えて生きる、その積み重ねがあれば大丈夫。「最後まで耐え忍ぶ」にも、様々な方法があります。「エルサレムの教会に対する激しい迫害が起こ」ると、弟子たちは「別の町へ逃げ」、かえって福音が広がっていきました(使徒8:1~4)。
最善の選択をするために、神の知恵とそれに従う素直さが必要です。「蛇のように賢く、鳩のように素直」な「二刀流」信仰者を目指しましょう。