2024年3月17日の礼拝メッセージ
聖書箇所 マタイの福音書 10章24~33節
主題聖句:
ですから恐れてはいけません。あなたがたは多くの雀よりも価値があるのです。
マタイの福音書 10章31節
本日の説教要旨:
「一羽の雀さえ」
主イエスは「恐れてはいけません」と三度繰り返し、恐れる必要がない理由を教えられました。
①すべてが明らかになるから(26~27節)
神の目は節穴ではありません(ガラテヤ6:7)。「やがてほんとうのことが明らかになり、彼らがひそかに巡らした陰謀は、すべての人に知れ渡る」(LB)。
②敵には限界があるから(28節)
ただ神のみを恐れていると、「からだを殺しても、たましいは殺せない者たちを恐れ」ることからも、死を恐れることからも自由にされます。
③神の配慮があるから(29~31節)
「二羽の雀は一アサリオン(最小単位の銅貨)で売られてい」ました。「一羽では値が付かないほど値打ちの無い」(LB)、「そんな雀の一羽でさえ、あなたがたの父の許しなしに地に落ちることはありません」、「神の御前で忘れられてはいません。それどころか…髪の毛さえも、すべて数えられています」(ルカ12:6~7)。私たちの最も些細な部分まで完全に把握しておられる神は、私たちを片時も忘れることなく守っていてくださいます。神の主権は全宇宙の隅々にまでも及んでいるので、必要以上に恐れたり心配したりすることはありません。「雀の一羽でさえ…父の許しなしに地に落ちること」がないのなら、私たちが出会う試練や困難も、神の与り知らぬところで起こるはずがないからです。ですから「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい(投げかける、の意)。神があなたがたのことを心配してくださるからです」(Ⅰペテロ5:7)。「心配するのは神の仕事、信じてお任せするのが私たちの仕事」。思い煩いを神に投げかけたら、もう二度と取り戻さないことです。「民よ どんなときにも神に信頼せよ。あなたがたの心を 神の御前に注ぎ出せ」(詩篇62:8)。