2024年4月28日の礼拝メッセージ
聖書箇所 マタイの福音書 第11章7~15節
主題聖句:
マタイの福音書 第11章15節
本日の説教要旨:
「耳のある者は聞きなさい」
これまではバプテスマのヨハネが主イエスを人々に証言していましたが、今度は主イエスがヨハネを証言されました。ヨハネは人々に主イエスを指し示す預言者であったと同時に、ヨハネの存在そのものが預言の成就でした。その使命が誕生以前に預言されていました(10節=マラキ3:1)。それゆえ主イエスは、ヨハネは旧約最後の預言者で、全預言者中、最も「すぐれた者」だ、と言われたのです。
しかしその直後、「天の御国で一番小さい者でさえ、彼より偉大です」と。ヨハネは確かに「偉大な者」ですが、主イエスを信じて「天の御国」に入った者は「彼より偉大です」。驚くべきことです。ですから他人と比べて落ち込むのはやめましょう。弱く足りない点があったとしても、主イエスを信じて救われたあなたは、それだけで偉大な存在、大切な存在だ、と主イエスは喜んでおられるのですから。その証拠に、主イエスは「取税人たちや罪人たちと一緒に食事を」し(9:11)、「子どもたちを抱き、彼らの上に手を置いて祝福された」(マルコ10:13~16)ではありませんか。
ヨハネが「来たるべきエリヤ」(マラキ4:5)なら、ヨハネが道備えした主イエスは約束の救い主であるはずです。「耳のある者は聞きなさい」。「天の御国」がいかに絶大な「宝」であるかを真に知るなら、「すばらしさのゆえに」「喜びのあまり」「神の国と神の義を求め」て生きるはずではないでしょうか。パウロもそうでした(13:44~46、6:33、ピリピ3:7~8)。