2024年5月12日の礼拝メッセージ
聖書箇所 マタイの福音書 第11章16~24節
主題聖句:
広場に座って、ほかの子どもたちにこう呼びかけている子どもたちのようです。
マタイの福音書 第11章16節
本日の説教要旨:
「笛吹けど踊らず」
子どもたちの結婚式ごっこや葬式ごっこのとき、結婚をともに喜び祝いたいのに「君たちは踊らなかった」、死をともに嘆き悲しみたいのに「胸をたたいて悲しまなかった」。バプテスマのヨハネが「食べもせず飲みもしないでいると」、「この人は悪霊につかれている」と非難するだけで罪を悔い改めようとせず、主イエスが「食べたり飲んだりしていると」、「大食いの大酒飲み、取税人や罪人の仲間だ」と非難するだけで福音を喜ぼうとしない。神からの喜びの声にも警告の声にも正しく反応しない頑なな態度、それが「この時代」だ、と主イエスは言われました。あなたも、せっかくの人生を灰色で彩っていませんか。
なぜ「喜んでいる者たちとともに喜び、泣いている者たちとともに泣」けないのか(ローマ12:15)。主イエスが求めておられるのは真実な「悔い改め」です(4:17)。自分を誇るパリサイ人は自画自賛の祈りをささげ、自分の罪深さをよく知る取税人は「こんな罪人の私をあわれんでください」と祈りました(ルカ18:9~14)。「真の悔い改めとは、自分ではどうにもならないという切羽詰まった自覚である。しかし同時に、こんなどうしようもない者をも、神の愛、神の力が赦し、きよめ、新しくしてくださると信じて、神の前に自分を投げ出すことだ」(羽鳥明師)。神が恵みを注いでおられるのに、神に真実に応答しなければ、「この時代」と同じです。「御霊を消してはいけません」(Ⅰテサロニケ5:19)。