2024年5月26日の礼拝メッセージ
聖書箇所 マタイの福音書 第11章25~30節
主題聖句:
すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
マタイの福音書 第11章28節
本日の説教要旨:
「大いなる招き」
①わたしのもとに来なさい(28節)
「重荷を負って(直訳「負わされて」)」とあるように、当時の人々は律法をはじめとする様々な重荷を負わされていました。そんな中、主イエスの招きに応えた人の人生は変わりました(マタイもその一人。9:9~13)。あらゆる重荷の中でも最大のものは罪の重荷であり、魂の安息を奪う根源です。下手に取り繕ったりせず、人生の重荷、罪の重荷を負ってボロボロになっている、そのままの姿で主イエスの前に出て行けばよいのです。重荷はもはや負い切れないこと、神の前にさばかれて当然の罪人であることを素直に認めて主イエスのもとに行くなら、罪の重荷は除かれ、「休ませてあげます(休耕田とする、の意)」、リフレッシュして再び結実するよう回復されます。
②わたしのくびきを負って学びなさい(29節)
「わたしのくびきを負って」とは、主イエスと歩調を合わせて歩むこと、「わたしから学びなさい(「弟子」の語源)」とは、主イエスの弟子になることです。主イエスを信じた後、自分勝手に歩むのではなく、主イエスと歩調をあわせた二人三脚を始めるのです。人の苦悩をなめ尽くされた主イエスは、「心が柔和でへりくだっている」お方ですから(ヘブル4:15、新聖歌99番)、私たちに負い切れない重荷を負わせないばかりか、ともに重荷を負って軽くしてくださいます。それゆえ主イエスとの二人三脚は窮屈でも不自由でもありません。自由であり、喜びです(ヨハネ8:32)。