2024年9月29日の礼拝メッセージ
聖書箇所 マルコの福音書 第1章35~39節
主題聖句:
イエスは朝早く、まだ暗いうちに起きて寂しいところに出かけて行き、そこで祈っておられた。
マルコの福音書 第1章35節
本日の説教要旨:
「朝早く寂しいところで」
①主イエスの多忙な日々
主イエスは安息日の午前中には会堂での説教と悪霊追放、午後にはペテロの姑の癒やしと家庭集会を行われました。神であると同時に人であった主イエスは、私たちと同様、弱さを覚えられました(ヨハネ4:6)。その上、パリサイ人からの攻撃が次第に激しくなり、プレッシャーやストレスは小さくなかったはずですが、主イエスはいつでも平安そのものでした。
②主イエスの平安の秘訣
⑴自分を知る(1:9~11)…主イエスが受洗して「水の中から上がるとすぐに…天から声がした。『あなたはわたしの愛する子、わたしはあなたを喜ぶ』」。ストレスに対処するには、自分が何者で、何のために生かされているのかを知り、その根源なる神を認めることです。
⑵神に祈る(1:35~39)…前日多忙だったのに、「イエスは朝早く、まだ暗いうちに起きて寂しいところに出かけて行き…祈っておられた」。
a)神と交わるため…主イエスは祈りの中で神の愛と真実の支えを覚えて感謝されました。
b)神から新しい力を得るため…主イエスは祈りの中で新たな力を注がれていたので、激務に戻れたのです(イザヤ40:31、ピリピ4:13)。
c)使命を確認するため…本書には主イエスの祈りの場面が3回記されていますが、いずれも十字架抜きの救いへと誘う危機的な場面です(1:35、6:46、14:32~42)。だからこそ祈りの中で、「教を宣べ伝え」るため、十字架と復活による救いを完成するために来臨したことを再確認し、使命に堅く立つ必要があったのです。