2024年6月16日の礼拝メッセージ

聖書箇所 マタイの福音書 第12章9~14節

主題聖句:

それからイエスはその人に「手を伸ばしなさい」と言われた。彼が手を伸ばすと、手は元どおりになり、もう一方の手のように良くなった。

      マタイの福音書 第12章13節

本日の説教要旨:

「手を伸ばしなさい」

 主イエスが安息日の「会堂に入られ」ると、そこに「右手の萎えた人がいた」(ルカ6:6)。「その人に『手を伸ばしなさい』と言われ」ると、彼の手は完全に萎えていて、伸ばそうにも伸ばせないはずでしたが、主イエスのことばに応えて手を伸ばしたところ、何と伸ばすことができ、「もう一方の手のように良く」なりました。神のことばは真実で、必ず実現するという確かな保証があります。だからこそ目に見える現実がどうであろうと、信じることができるのです(イザヤ書46:10、ヘブル11:1)。環境が整ってからなどと主イエスを信じ受け入れることを先延ばしにしていませんか。治ったから信じたのではなく、まず信じたから治ったのです。祈りの手が萎えて、失望の黒雲に覆われていませんか(Ⅰテモテ2:8)。神のために奉仕や財を献げる手が萎えていませんか(14:16)。率先して愛する交わりの手が萎えていませんか(ガラテヤ2:9)。そんなあなたにも「信仰の手を伸ばしなさい」と主イエスは呼びかけておられます。

 いつまでも堂々巡りしていないで、勇気を出して前進すべきではありませんか。「どうせ自分は…」と諦めていないで、主イエスに大いに期待して信仰の手を伸ばすべきではありませんか。「わたしを信じて、あなたの萎えた○○の手を伸ばしなさい」と語りかけられているのではありませんか。主イエスを信じて信仰の手を伸ばすなら、あなたにも驚くべき神のみわざが始まるに違いないのです。